エキストラスタイルの探索
横浜最強座お疲れさまでした。
公式スタイルながら大会で結果を残したレシピが存在せず、かつカードプールが広がりながらもあまり環境考察などがされてなかったエキストラスタイルについて、今後非公式大会で開催される場合に向けて個人的にデッキ構築で考えたことを書き残しておきます。
使用したデッキレシピは以下。
・スタートライン
個人的に最初に思いついたデッキは以下の三種
①《サンダーストーム》と《買い物ウォリアー》が使える黄
②“タオカカ”や“ルゥリィ”での速攻が可能であり、またモンコレで《エナジー・ドレイン》や《フェアリーリング》のような相手の上物を止められるスペルを持っている緑
③使い慣れた“トマス・シェイクスピア”が使用でき、また《本土防衛術式 王賜剣二型》で黄色と似たような戦略も取れる青
上記のうち手元の“トマス・シェイクスピア”を使用したデッキは使い慣れたギャラクシースタイルのものと比較すると足周りの再構築が少しばかり手間になりそうで、また使用感も異なってきそうだったので却下。
ひとまず①と②でデッキを構築してみました。
・試運転
デッキを二つ仕上げたらえじぇ先生に付き合ってもらって試運転。
(本当にありがとうございました)
ひたすら動かしてみた感想は以下。
①黄色
とりあえず《サンダーストーム》、の動きが普通に強い。
こちらの初動を見て範囲焼きを意識して動いてくれるなら《闘士》&《賞金首》の二枚の1F0C軽量でファクターを伸ばして上物に早くアクセスすれば良いので、シールド持ちを優先してくれるならそれならそれで良い感じ。
《買い物ウォリアー》のおかげでネームを出したターンにきちんとリソースを用意できるのも良い。
採用した“リディア・ラグランジュ”は一枚で見られるネームが多い上単体で完結しているカードなのも好印象。
②緑
《陽だまりの踊り子》もアイコン周りが良好で、意識していない構築相手ならばアビリティが良い仕事をしてくれる。
“アルプ”もいろいろ使いやすい。
《闇夜の壊し屋》が攻めるにあたってエンドカードとして上手く機能してくれるのも好感触。
ただし大ぶりなアクションをする上で微妙に補給線が厳しくなったりな印象があり、これは個人的な構築の問題点だとは思うものの足回りから再構築はちょっと厳しいかなと思ったり。
また“影霧”をフィニッシャーとして用意はしたが微妙に打点が不足する印象もあり、“アンドロメダ”に変えて更に1コスト重くするか不足気味なスロットに無理やり“キュベレイ”も押し込むかの二択といった具合になったのも嫌な感じが。
上記の理由から実際にもう少し調整するのは黄色に絞りました。
③最終調整してデッキに積んだカードの話
最速で《サンダーストーム》を打つ動きが普通に強いので《サンダーストーム》自体とファクターを伸ばすための《闘士》&《賞金首》が各4枚は確定としてここから始めました。
《冒険者 プリンス》、《魔導殺し》、《アストラルヒート「虚空陣奥義 悪滅」》はそれぞれが見られる範囲は違うものの相手のアクションに対抗できるカード。
“リディア・ラグランジュ”がサイズでの勝負に強いので、相手の妨害等に対抗するために用意した部分です。
環境が不透明なために計7枚となっていますが、この辺は環境がある程度絞れるなら種類が減らせたり枚数を減らしたりが全然できる部分だと思います。
《ブレイブソード“リディア・ラグランジュ”》はサイズ、除去耐性、突破力と三拍子そろったアタッカー。
フッケバインの専用パーマネントのある面々の方が最終的なサイズや突破力には優れる印象もありますが、こちらは超大型ブレイク一枚で揃うため(《買い物ウォリアー》を経由した際は特に)必要とするリソースが少ないのが大きな利点となります。
ただし“リディア・ラグランジュ”の問題点として4Fであるという点が想定されたので、3F圏でそれなりに戦闘力があり《魔導殺し》の前提条件をクリアできるサブアタッカーとして《凶鳥首領“カレン・フッケバイン”》を用意しています。
(こちらは調整前は同じく3F域のネームとして“フォルティス”を積んでいたものがそのままという面はありますが……)
ある程度相手に合わせて必要になるブレイクカードがある&調整段階で“リディア・ラグランジュ”が引ければなんとかなるけど引けないゲームがそれなりにあったという経緯を考えてサーチ用の《六英雄》を最後に追加して今回のデッキレシピとなりました。
横浜最強座での結果はデッキ自体は問題なく動いてくれて2勝、1回の敗戦もミラーマッチでのキャラクターでのアタック宣言の判断ミスに基づくものであった事を考えると今回のデッキレシピは及第点と言えるのではないかと思います。